安全な婚活のために(4)
詐欺師の手口をあらかじめ知っておく

 

「婚活詐欺」とか、「結婚詐欺」といった言葉を耳にすることがあります。結婚をほのめかしながら接近してきて、うまくだましてお金を出させ、そのまま連絡が取れなくなるという手口の詐欺です。

 

第三者の立場でこのような話を聞くと、「なんでそんな詐欺に引っかかっちゃったの?」と思ってしまうかもしれません。もしかすると、だまされる方が悪いんじゃないかと思ったりするかもしれません。

 

ですが、相手は「だましのプロ」です。婚活している人の心の隙間を巧妙に突いて、だまされていることに全く気づかせないまま、まんまとお金をだまし取ってしまいます。つまり、だれでも婚活詐欺にあってしまう可能性があるということなんです。

 

婚活アドバイザー結愛(ゆあ)

 

婚活詐欺の被害にあわないためには、事前に「詐欺師の手口」を知っておくことが大切です。事前に知っていれば、ふとした瞬間に「もしかして詐欺?」っていう気付きがあったりするものだからです。



 

ということで、このページでは、詐欺師がどういう手口で私たちをだまそうとしているのか、一般的な流れについてご説明したいと思います。実際の詐欺師は、いろいろなバリエーションを使ってきますが、一般的な流れを理解しておくだけでも対応が全然違ってくるはずです。

 

婚活詐欺の一般的な流れ

 

「魅力的な人物」を演じながらターゲット(←つまり、あなた?)に接触。ターゲットがその気になったら、最初は「信頼感を高めるための行動」をとります。信頼感が積み上がったら、「お金を出させるためのストーリー」を展開。最後、大金を預かったまま、連絡が取れなくなってしまいます。

 

【1】詐欺師が自分は「魅力的な人物」であることをアピール [補足説明1]

【2】交際スタート

【3】「信頼感を高めるための行動」をとる [補足説明2]

【4】「お金を出させるストーリー」を展開 [補足説明3]

【5】お金を出させて預かる [補足説明4]

【6】連絡がとれなくなる

 

この流れが基本形になるので、頭に入れておいてください。特に注意して欲しいポイントがいくつかあるので、少し補足説明しておきます。

【補足説明1】詐欺師は「あなたの理想の相手」を徹底的にリサーチしてから近づいてくる

 

婚活詐欺の場合は、ターゲットに自分を「結婚相手の候補者」として気に入ってもらう必要があります。そのため、詐欺師は、ターゲットにとって魅力的に見えるように演出しながら接触してきます。

 

具体的には、ルックスが魅力的であったり、年収が魅力的であったり、年齢が魅力的であったり・・・。ターゲットの好みを徹底的に調べたうえで、理想に近い人物像を演じながら接触してくるわけです。

 

しかし、ルックスはまだしも、年収などの条件はまったくのデタラメかもしれません。自分の理想にあまりにも近い人が接触してきた場合には、もしかすると詐欺かもしれないなと、心のどこかで意識しておくことが大切になってきます。

【補足説明2】詐欺師は「相手が自分からお金を出したくなるような状況」をたくみに作り出す

 

ターゲットにお金を出させるためには、まず最初に自分のことを信頼してもらうことが欠かせません。信頼させて、安心させて、ターゲットが自分からお金を出したくなるような関係性を作り上げるためです。

 

さらに、一定期間、恋人としてお付き合いすることによって、警察に民事不介入の判断をさせ、詐欺事件として立件されるリスクを下げる目的もあります。

 

ここで知っておくべきことは、この段階で「やさしくされた記憶」が、この後のステップで、詐欺師を見抜く判断力を鈍らせるということです。詐欺師は、ここまで計算したうえで、信頼感を積み上げるステップを時間をかけてやってくるわけです。

【補足説明3】詐欺師は「あなたの感情を高ぶらせるような甘いストーリー」を語り始める

 

私たちがお金を出すのは、どんなときだと思いますか? 詐欺の話にかかわらず、普段の生活で買い物をしたりするときの「自分の心理状態」を考えてみてください。わざわざ大切なお金を支払ってまで買い物をするのはどうしてでしょうか?

 

私たちがお金を出すとき、理性が「本当にお金を出していいのかな?」と心に問いかけてきます。ですが、その理性を吹き飛ばしてしまうほどに「感情」が高ぶっていると、お金を出すという行動を理性よりも優先させます。

 

「感情」>「理性」 ・・・このときお金を出すという行動をとる

 

そして、ここが大切なところなんですが、人間の感情を動かすための最強のツールが「ストーリー」です。人間はストーリーが大好きで、ストーリー形式の話は頭の中にすんなり入ってくるものです。例えば、感動的なストーリーであれば、簡単に感動してしまったりするわけです。

 

詐欺師はストーリーが人間の感情を動かすことを知っているので、あなたをだますための「何らかのストーリー」を必ず用意してきます。つまり、「ふたりの将来が明るく感じるような夢の話」を聞かせるわけです。例えば、ふたりの将来のために、今ここで投資が必要などというストーリーを語ったりするわけなんです。

 

こんなものに引っかかるわけないと思うかもしれませんが、人間は、なぜかストーリーを聞くと信じてしまう傾向があります。そのため、自分は絶対引っかからないと思っていたとしても、案外あっさりと引っかかってしまうので注意が必要です。

【補足説明4】詐欺師は「あなたに冷静に考える時間を与えない」ようにしてお金を要求してくる

 

詐欺師があなたからお金を奪う最後のステップとして、現金を銀行からおろしてきて、自分に預けるように要求してきます。ここで、詐欺に気づかなければいけないのですが、ここまでの段階で入念に「環境づくり」をしてきているため、ターゲットは詐欺に気付くことができません。

 

さらに、詐欺師の一般的な手口として、「緊急性」を演出して、ターゲットに考える時間を与えずに現金を引き出させます。今すぐ現金を用意しないと、ふたりの将来がめちゃくちゃになるという話をしてくるわけです。あなたの頭を混乱させ、冷静な判断ができない状況に追い込んでから、とにかくすぐにお金を持ってくるようにと指示するわけです。

 

 

婚活アドバイザー結愛(ゆあ)

 

お金をだまし取られると、金銭的にも、精神的にも、大きなダメージを受けてしまいます。そんなことにならないように、できる限りの注意を払いたいものですね。

 

このページではかなり大切なお話をさせていただいていますので、何度か繰り返し読んでみてください。また、身近に詐欺にあっていそうな人がいる場合にも、このページでご説明している内容を教えてあげてくださいね。



 

 

≫安全な婚活のために(5):結婚詐欺にあった場合の対処法