ネット婚活体験談(1)
フェイスブックの恋活アプリで婚活

 

 

1.学生の頃は恋愛経験がゼロでした

 

わたしが婚活サイトを使ってみようと決心したのは、社会人になったばかりのころでした。中高一貫校の女子校、そして、そのままエスカレーターで女子大に進んでしまったわたしは、自分のやりたいことこそ思う存分満喫しましたが、恋愛経験がゼロのまま社会人になってしまっていたんです。

 

大学在学中は、周りの女の子が続々とインカレなどで出会った彼氏と付き合っていく中、わたしは自分の学部の勉強にばかり興味がいってしまい、恋愛する気持ちになれずにいました。そもそも、毎日大学で永遠と研究をして過ごすのです。大学内は女子学生だけの世界で、好きな人ができるということがなかったんです。

 

周りの友人から合コンに誘われることもありましたが、どうしても、知らない男性と仲良く話さなければならない時間と空間が嫌で、断ってばかりでした。そうして、勉強を十分やり切ったわたしは無事就職も終えました。

 

2.社会人になってからも恋愛対象になる人がいませんでした

 

大学を卒業して、社会人になると、さすがにそこは男性もいます。しかし、一般事務として入社したわたしの会社は、事務は女の人ばかり。たまに営業や広報で男性の人もやってきますが、基本は40代以上の既婚妻子もちのおじさんばかりでした。さすがに、年齢がかけ離れた既婚妻子持ちのおじさんを好きになるはずがなく、ただたんたんと、事務の仕事を覚えて仕事が少しずつできるようになる毎日でした。

 

そんなとき、大学のころのゼミの友人で集まる機会がありました。ゴールデンウィークの中頃で、そろそろ会社にも慣れてきたはずだし、お互いの近況報告もかねて、会ってみようと、という話でした。わたしは久しぶりの友達に会えるのがうれしくて、おしゃれも気合を入れて、待ち合わせのお店へと向かいました。

 

そこにいたのは、それぞれ社会人になって、すっとした働く女性になった友達ばかりでした。みんな、かわいくなった、おしゃれになった、とお互い笑いながらほめあい、楽しく夜ごはんが始まりました。予約してくれた子が個室をとっていてくれたので、周りに気にせず、いろいろなことが話せ……そしてついに、話の内容は恋愛話にまで発展しました。

 

3.私以外の友達全員に彼氏がいました

 

すると、驚いたことに、わたし以外、全員に彼氏がいたのです。わたしはいないよ、と伝えると、みんなかなり驚きました。すっかり可愛い、綺麗な恰好をしているし、おしゃれだから、てっきり彼氏ができたのかと思ったと、口々に言われました。

 

洋服の趣味は、会社でも使えるように、と、可愛いけれどキッチリした雰囲気のものに変えただけで……とよくわからない言い訳をしていると、ゼミ仲間でも一番仲が良かったSちゃんから、さすがに、やばいよ、と困った顔で言われました。

 

そのゼミの仲間で会った日から数日後、仕事帰りの金曜の夜に、Sちゃんとだけ飲みに行くことになりました。わたしが、Sちゃんを誘ったんです。自分が、ちょっとやばいところにいるかもしれないということを、ようやく自覚し始めたのでした。

 

4.Sちゃんにアドバイスをもらうことにしました

 

Sちゃんに、まだ付き合ったことがある男性が一人もいないことを打ちあけると、結婚する気はあるの? とまず聞かれました。もちろん、それはある、というと、Sちゃんは紙の上にさらさらと持っていたボールペンを走らせ始めました。

 

30才までには子どもを産みたいよね? という質問にうなずくわたし。

 

29歳 出産
28歳 妊娠
26歳 結婚
24歳 お付き合いスタート

 

こんなようなものを、書いてくれました。

 

29歳までに出産したいのなら、その一年前に妊娠していないといけない。ふたりだけの結婚生活も楽しみたいだろうから、そうすると、26歳くらいには結婚したほうがいい。結婚する前に少なくとも2年くらいは付き合っておきたいと思うから……といった感じに説明してくれ、その当時23歳だったわたしに時間がどれくらいないのか、ものすごく明確に示してくれたんです。

 

5.フェイスブックの恋活アプリを教えてくれました

 

Sちゃんの顔をみて、どうしよう、とつぶやくと、Sちゃんはこれやってみる? と教えてくれたのが、まじめな出会いのアプリでした。

 

出会い系はちょっと……ネットで会うのは怖いな、と躊躇すると、保険証などの身分証明書を写真で撮って添付ファイルとして提出して、認められた人しか利用できなから、ほかのアプリよりは危険性が少ないだろう、ということ、や、プロフィールの欄に自分の年齢、名前、写真だけでなく、年収、職業、喫煙者かどうか、そのほかにも家族構成についても書く記入欄があるから、自分好みの人と出会いやすいだろうということ、など、いろいろなメリットをあげてくれました。

 

ただ、やっぱり、ネットでの出会いには間違いないから、すべて自己責任にはなる、ということも伝えてくれました。Sちゃんが今長く付き合っている彼は、このアプリで出会ったこと、Sちゃん自身もこのアプリを、結婚したバイト先の先輩から教えてもらって、おすすめされたということを教えてくれました。

 

6.言い訳ばかりの自分が嫌になり行動することにしました

 

わたしが迷いに迷って、でも、もう、彼氏ができない、とだけ言っている自分が嫌になっていたので、とりあえず、やるだけやってみようと、そのアプリをはじめることにしました。

 

自分でプロフィールの欄を記入し、そこから、プリクラではない写真を登録、さらに、趣味や好きなもの、こと、を、詳しく載せました。また、自分の恋愛対象内の年齢の枠もきちんと書いておきました。すると、すぐにいいねがたくさん来るようになりました。

 

しかし、まじめな人としか関わりを持ちたくなかったので、できるだけ、プロフィール欄が充実している人、また、メッセージをしてもすぐに会おう、ラインを交換しよう、と言ってくる人は避けるように心がけました。

 

それから、結婚相手を切実に、大急ぎで求めているような人も、なるべくやり取りはしないようにしました。わたしも、付き合ってみて相性がよければ結婚も視野にいれますが、付き合う前から結婚を意識するのは嫌だったからです。

 

7.ネット婚活は合コンなどよりずっと効率的だと実感しました

 

アプリを使ってみると、Sちゃんが言っていたように、合コンや街コンよりもずっと効率的な出会い方ができると実感しました。まず写真のおかげで、見た目でアリの人を選択できるし、そのあと、趣味や自己紹介欄で、自分と気が合いそうかどうか、メッセージを交換するまえに確認することができるからです。

 

いいねをして、いいねを押してくれてマッチングし、会話を始めることもあれば、いいねをしてくれた人の中からわたしが気になる人を選んで、いいねを返して、マッチングする、ということもありました。

 

様々な人と会話し、実感したのが、実際に声を聴いて会話をしてみないと、本当の相性はわからない、ということです。いくらメッセージで楽しくやり取りをしていても、実際会ってみて、食事をしながら会話をしてみると、実はなんとなく会話のテンポが合わない……ということがしばしばありました。

 

でも、それでも着実に自分がいろいろな人に対して許容力が広くなっている実感はありました。自分の中では恋愛したことない状態に比べたら、かなり大きな成長でした。

 

8.見た目が好みの男性とやりとりするようになりました

 

そんなとき、一人の男性とマッチングして、会話が始まりました。その人はとにかく、見た目がわたしの好みでした。特別かっこいいわけではないのですが、優しそうで、とても誠実そうな顔をしていたんです。

 

彼もわたしのことを気に入ってくれたようで、毎日たくさんメッセージのやり取りをしました。そのうち、お互いの仕事が落ち着く、四半期が過ぎたあたりで一度会おうということになりました。

 

付き合うことになってから、彼といっしょに北海道に行きました

 

土日の昼間に会う約束をし、一緒にお昼ご飯を食べる流れになりました。初回だから、とりあえず、夜ごはんはやめて昼ご飯を一緒に食べて、別れることになったんです。それから、一週間ごとくらいに会うようになりました。

 

だいたい、土曜の昼間で、二人とも映画が好きなので映画館にいったり、あとは猫カフェなどにもいきました。5回目くらいのデートで、お付き合いをしてほしいと言ってくれ、付き合うようになりました。

 

9.結婚を視野に入れた同棲を開始、妊娠が発覚して結婚へ

 

付き合ってからは、長期休みが取れるときは二人で休みの日を合わせて、北海道や広島に旅行に行きました。

 

彼といっしょに広島にも行きました

 

そして昨年、わたしが転職をしたことをきっかけに、結婚を視野に入れた同棲をはじめました。実はついこないだ、妊娠が発覚してしまい、最近、大慌てで籍を入れたところです。

 

結婚式の時の写真です

 

今思い返せば、あのときSちゃんにあのアプリを紹介してもらえてなければ、24歳の今、結婚を考えた相手になど出会えなかったと思います。本当に、一歩踏み出してみてよかったと感じます。